こんにちは、KitchenBASEです。
今回は7月10日より販売がスタートした「江戸前 海幸」の魅力をご紹介します。お話を伺ったのは同店の寿司職人、岡田美幸さん。金融業界で働き美術系の大学に通ったのちに寿司職人の道へ飛び込んだという異色の経歴の持ち主です。そんな岡田さんが、独立後の出店にKitchenBASEを選んだ理由とは?
「できるだけ早く独立を叶えたかったのとデリバリー需要の増加を踏まえて、いきなり店舗を持つのではなくまずはKitchenBASEさんでデリバリーからスタートしてみようと思いました。飲食店の経営やプロモーションなどの経験がなく全てが初心者の私ですが、一緒に成長していきましょうとKitchenBASEさんが言ってくださったので心強かったですね」(岡田さん、以下同)
飲食業界にも大きな影響をもたらしている新型コロナウイルス。そんな状況下でも岡田さんが独立を決意したのは、自身の提供するメニューに絶対の自信があるから。「海幸」ではどのようなお料理がいただけるのでしょうか。
海幸の海鮮重が他と違うのは、ネタとすし飯を別々に提供し、食べる際にお客様自身にかけていただくという点にもあります。このこだわりは岡田さん自身の寿司職人としての経験がいきているそう。
「対面で提供するのと違い、デリバリーの場合はどうしても食べるまでに時間がかかってしまいます。その際、お米に魚のドリップが染み込んでいる状態ではネタとシャリがぐちゃぐちゃになって美味しさが半減してしまう。そこでネタはカップに入れて別々に提供することにしました。お客様には一手間かけてしまうのですが、デリバリーでもお店と変わらないぐらいベストな状態で召し上がっていただくことを目指しています」
岡田さんのお寿司へのこだわりは、もちろんネタにも表れています。ウニや蟹、いくらなどを贅沢にあしらった海鮮重が特徴の海幸ですが、なかでもマグロは日本全国を食べ歩いてようやく出会った自慢のネタだそう。
「お寿司屋さんなら、やっぱり美味しいマグロを届けたい。そう思って探しまわってやっと理想のマグロと出会うことができました。マグロは血の赤み、酸味が感じられるのが美味しい証拠。酸味と鮮度、魚としての旨味のバランスにこだわっています」
また海幸のメニューにはウニをふんだんに使用したものが目立ちますが、それも岡田さんのこだわりあってこそのようです。
「わたしウニが大好きで(笑)。ウニは価格相場の変動が激しいのであまりデリバリーに向いているとは言えないんですが、どうしても使いたいネタだったんです。本当に美味しいものをたくさんの人に食べていただきたいので、ウニは儲け度外視でほぼ原価で提供しています。好きなお重に追加でウニをトッピングすることもできますよ」
海幸ではすし飯をサラダに変えた海鮮サラダも販売中です。新鮮な野菜と海鮮を和だしのジュレで絡めていただくサラダは、ボリューム満点。お重は罪悪感ある…という女性にもオススメです。また、海鮮ものでは珍しく「味変」が楽しめるのも海幸ならでは、と岡田さんは話します。
「ジュレだけでも美味しいですが、特製の煮切り醤油をかけたり、細かく刻んだガリを混ぜたりと途中で味を変えても楽しめるのが当店のお重です。決して安くないものを売っているという意識はあるので、そのぶんご注文していただく方に最後まで楽しんでいただけるような工夫は常に考えています」
テイクアウトで味わえる最上の贅沢を。そんな岡田さんの気持ちのこもった海鮮重は、記念日やお祝い事のスペシャルメニューとしてだけでなく、疲れた日やちょっと良いことがあった時など日常の中のプチご褒美にも良いかもしれません。
「顔が見えないデリバリーフードだからこそ、一品一品、心を込めてお客様に気持ちを届けたいなと思っています。作っている私自身が絶対に美味しいと思えるものを、自信を持って提供させていただきます」
店名に込められた海の幸を美味しく召し上がっていただきたいという思い。こんなご時世だからこそ、おうちでできる贅沢に酔いしれてみてはいかがでしょうか。
※この記事は2020年時点です。
(海幸は移転いたしました。)
現在の情報については、店舗ページをご覧ください
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