こんにちは!KitchenBASEです!
飲食業界では、 従業員の雇用と定着、 サプライチェーン問題への対応、材料費の高騰など、多くの課題があることは既に知られています。 コロナ禍が飲食店に与えた影響は言うまでもなく、 2020年の間だけでも世界の売上は約31兆減少したと言われています。では、今後成功するためには何が必要なのでしょうか?
その答えは、販売戦略を見直すことにあります。
過去に有効だった戦略の多くは、現代では効果的でないこともあります。そのため、ツールボックスを拡張し、機能しなくなったものを見直す必要があるのです。売上を伸ばす方法や、ゴーストレストランのような新しいビジネスモデルを理解することは、市場での競争力を確保するのに役立ちます。
SNSを通じて、 より多くの顧客にリーチする
SNSは強力なツールで、その効果的な使い方を知っておくことが売り上げを伸ばす鍵になります。ほとんどの人がオンライン上のコメントやレビューに影響されると報告しており、そのアクティビティの多くはSNSの影響下にあります。 さらにある調査では、75%の人がSNSで見たから商品を購入したと報告しています。ここでは、SNSを運営する上でのいくつかのポイントを紹介します。
SNSの投稿頻度を上げる
75%の人がSNSで見て商品を購入したと報告した研究では、 そのうちの60.7%の人が購入前に4つの異なるSNS上の投稿を閲覧したと報告しています。つまり、頻繁に投稿することで、ブランドの認知度とSNSの存在感を高めることができるのです。
80/20ルール
初めて会う人が、 話している15分間ずっと自分のことを話しているのを想像してみてください。退屈してその場から逃げ出したくなってしまいますよね?SNSでも同じことが言えます。もし投稿するたびに自分のことばかり話していたら、潜在顧客は退屈してしまいます。80/20ルールはSNSにも当てはまります。SNSの投稿の80%はオーディエンスにとって有益な情報、残り20%があなたのレストラン、料理、サービスの宣伝にする必要があります。
適切なプラットフォームに時間を費やす
もし、常連客が全員Facebookユーザーであれば、Instagramに大半のリソースを投資するのは得策ではないでしょう。 まずは、顧客がオンラインで時間を費やす場所を知るために、時間とエネルギーを費やすことから始めます。 顧客と対話し、メモを取る。 そうすることで、 SNSの投資対効果を高め、最終的に売上を増やすことができます。
SNSには試行錯誤が必要になるので、 新しい戦略をテスト、結果を測定し、必要なら作戦を変更するプロセスが大事になってきます。
顧客を販売力に変える
一般的に、家族や友人さらにはネット上の見知らぬ人たちの方が、広告やマーケティング・キャンペーンよりも信用してもらえることが分かっています。 だからこそ、 既存の顧客は最も強力で影響のある販売力になります。
顧客が満足すれば、少なくとも3人にその体験を伝えると言われています。 その人たちが飲食店を気に入れば、さらに平均3人の人たちに伝えてくれることになります。
反対に、満足できなかった顧客はその体験を少なくとも10人に伝えると言われていますので、 SNSによって、それがどれだけ早くビジネスに影響を与えるか想像に難しくありません。結果として、ハイテクを駆使して顧客エクスペリエンスを向上させることは、良い体験を求めて再び来店する顧客を増やすことに繋がるのです。
テクノロジーで顧客エクスペリエンスを向上させる
飲食店に対する期待はこの10年で大きく変化しました。 潜在的な顧客は、より早く、より積極的に、 自分の期待を超える体験を期待しています。 そして期待が裏切られた時、 大規模なクレームをSNSで恥ずかしげもなく口にするのです。
優れたサービスを生み出すための重要な要素のひとつが、テクノロジーです。サービスを向上させ、売上を伸ばしたいのであれば、次のようなことを可能にするテクノロジーを検討してみてください。
配送に関するタスクを1つの端末に集約させる
コロナ禍でデリバリーサービスは急激に普及しました。配送状況を管理することは、スタッフにとって効率的であり、顧客エクスペリエンスの向上につながります。 1台のタブレットで注文システムに接続できれば、 複数のタブレットを使うことなく、 1つのワークフローですべての注文を簡単に管理することができます。
売上に関する真実が分かるインサイト
「測定しないものは管理できない」という古い格言が、今日ほど当てはまることはありません。適切なテクノロジーは、注文量、売上、収益を理解するのに役立ち、飲食店ビジネスの洞察を360度見渡すことができます。
これらの詳細が単一のダッシュボードに表示され、見やすくなっていることを確認してください。
すべてのプラットフォーム間の統合
配送プラットフォーム間の統合は、エラーのリスクを最小限に抑え、従業員の効率を向上させるために重要です。
また、適切なテクノロジーは、売上をより明確に把握することに役立ちます。 データが可視化できれば、売上と飲食店の収益を増加させるためにどのような行動を取っていくべきか、多くの情報に基づいて意思決定を行うことができます。
戦略を持ってメニューを作成する: メニューエンジニアリング
適切なテクノロジーを導入することで、顧客がどのような料理を好むか、 どの料理が最もコストがかかるかなど、重要な洞察をよりよく理解することができます。 あなたの飲食店で提供している商品の中には、 低収益の原因となっているものがあるかもしれません。 ではどうやって突き止めればいいのでしょうか?
例えば、価格が高くて売り上げが出ると思っている商品が、実は顧客にとって高すぎて、購入されていない場合があります。その場合、誰も注文しない高価格帯の商品を廃止するタイミングがきているのかもしれません。このように、商品の評価や販促を慎重に行う戦略を”メニューエンジニアリング”と呼びます。
メニューエンジニアリングは、 広告戦略と密接に結びついています。 例えば、商品Aは顧客に人気があり、 利益率も高いという情報があったとしましょう。 この情報をもとに、 このメニューを積極的に宣伝して利益を上げることにしました。 しかし、これを効果的に行うためには、まずいくつかの確認すべき点があります。
各商品の需要はどうなのか
需要が高ければ、 さらに一歩踏み込んで、正確な利益率を割り出してみましょう。
収益への貢献度の確認
特定の商品が収益にどのように貢献しているのかを知る必要があります。その商品は飲食店の売上を伸ばすのに役立っているのか、 役立っているとしたらどの程度なのか。
このデータは、商品の価格が低いのか高いのか、利益率を上げるチャンスはあるのかないのか、判断するのに役立ちます。例えば、顧客エクスペリエンスに影響を与えない範囲で、利益にプラスになるようにレシピの材料を変更することもできます。 パフォーマンスをモニタリングし、必要に応じて反復しながらこのような変更を行っていきます。
ゴーストレストラン導入の検討
飲食店を始めるにはどれくらいの費用がかかるのでしょうか。 スタートアップの費用は様々ですが、おおよそ1200万円になると言われています。そこで、さらに効率と収益を上げるための戦略を考えるなら、ゴーストレストランのコンセプトを検討してみてはいかがでしょうか。 ゴーストレストランはコロナ以前から存在していましたが、 デリバリーサービスの人気が高まったことで勢いを増しました。
ゴーストレストランとは、テイクアウトの料理をスタッフが作るための物理的な空間です。ゴーストレストランには、サーバーやスタッフがいる豪華な店内はなく、 代わりにおいしい料理を作ることに集中した効率の良いキッチンがあります。
ゴーストレストランの目標は、テイクアウトやデリバリー市場に最適な、低オペレーションコストでおいしい料理を提供することです。また、成功している飲食店では、ゴーストレストランを作り、 新しいメニューのテストを行っているところもあります。この戦略では、スタートアップのコストが低くリスクも軽減されます。
特定の場所に設定されたゴーストレストラン (東京や大阪のゴーストレストランなど)であれば、手間をかけずに素早くフードフランチャイズを展開することが可能です。
拡大するデリバリー市場の活用
今日の市場は激動しており多くの課題があります。しかし、新しいビジネスモデルに適応し、顧客の需要に応えるため軌道修正できる飲食店にとってはチャンスだと言えます。最適なテクノロジーを導入し、 そのテクノロジーを使って洞察を得て、適切な戦略に活用することで、すぐに他社との差別化を図ることができます。 その結果、効率・利益・売上をよりよくコントロールすることができるようになります。
チャンスをつかむためには KitchenBASE のクラウドキッチンが便利です。 KitchenBASE のクラウドキッチンは、フードデリバリー&テイクアウトサービスを提供する飲食店が複数入居している施設です。オーナーは自分の独立したキッチンスペースを借りてゴーストレストランを運営することができます。 数週間でキッチンをオープンすることができるので、諸経費を削減しながら多くの人に料理を提供し、 現代のテクノロジーを活用しプロセスを合理化することができます。
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