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KitchenBASE(キッチンベース) です。
さて、前回の記事では間借り営業のメリット・デメリットについてご説明しました。
実際に間借りで開業するには、どのくらいの費用がかかるのでしょうか。
今回は相場を調べてみました!
低資金で飲食店をはじめられる「間借り」とは
間借りとは、開業資金を抑えて飲食店をはじめたい人が、営業時間外の空いた店舗を貸し出したいお店を借りることで、気軽に飲食店をはじめられるシステムです。
条件によっては週1日、数時間から運営できるので副業やテストマーケティング、想い出づくりとしても開業することができます。
「既存の飲食店の空き時間で営業するため、営業時間に限りがある」、
「設備や内装を変えられない」、など不自由な点もありますが、スモールスタートで飲食店に挑戦したいという方には開業しやすい方法です。
間借りの相場は?
間借り先は、8坪-20坪のバーや居酒屋などの比較的小さな店舗がほとんどです。
東京で間借りをはじめる場合、月にかかる費用の相場は10万-15万円になります。昼夜営業する店舗の家賃1ヶ月分だけでも、30万以上かかることを考えると、格段に安くはじめることができます。
気をつけていただきたいのは、昼のみしか営業できないケースです。
私たちが運営するキッチンベースも、元々は間借りでサンドイッチのゴーストレストランを経営するところからはじまりました。
その経験で身をもって感じたのは、昼の時間帯だけでは夜の営業と比べて融通が利かない、ということです。
たとえば、10時-15時で店舗を借りる場合。
夜は安定してお客さんを入れることができますが、ランチの場合はピーク時間を過ぎると注文が落ち着いてしまいます。
また、メニューがよく売れていて高い販売目標を立てたとしても、自分たちの材料や設備を置くスペースが足りずに提供できる数に限りがでることがあります。
ゴーストレストランを開業したい方が、営業時間や売上に制限なく、スピード重視で安定的にメニューを提供できる場をつくりたい。
当時日本でまだ上陸していなかったクラウドキッチンサービス(KitchenBASE)を立ち上げた背景には、この間借り期間での気づきが大きく影響しています。
間借り営業は低予算ではじめられる反面、安定的に売上を伸ばすにはリスクもあるということをぜひ頭に入れておいていただきたいと思います。
間借りのよくある料金形態
物件のマッチングサービスを利用する場合
希望条件にあった間借り先を素早く探すなら、間借り専門の仲介サービスの利用がおすすめです。
現在多くのサービスでは、仲介手数料が発生する代わりに初期費用0で利用することができます。初期費用には敷金・礼金がかからないサービスと、支払いが必要なサービスがあります。また、水道光熱費は、利用料の中に含まれていることがほとんどです。
支払いについては、多くのサービスが1ヶ月ごとの先払いを導入しています。
月の途中から店舗営業をはじめる場合には、日割計算での支払いと前家賃が必要となります。
また、最近では1日単位で契約できるマッチングサービスも登場しています。
マッチングサービスの利用には、オーナー様との間で物損などのトラブルが起きた際に介入してくれる、などのメリットがあるため、間借りを検討される際は条件にあったマッチングサービスを活用してみましょう。
間借りの家賃料について
間借りにかかる家賃は、店舗の家賃をベースに、貸し出し時間や曜日などの条件によって決まります。
ここからは、1坪あたりの平均値を踏まえて、地域別飲食店の家賃相場をまとめます。
家賃相場を知ることで、お申し込みの際に賃料が割高なのか割安なのかを知ったり、交渉することも可能になります。間借りの場合は利用時間にもよりますが、坪単価が低ければその分低い家賃ではじめられるとお考えください。
東京都の場合
東京の1階の坪単価の平均値 33,897円(直近1年間)
・23区
港区の場合・・・28,878円
新宿区の場合・・・27,647円
中央区の場合・・・29,035円
・郊外
武蔵野市の場合・・・24,146円
町田市の場合・・・19,417円
神奈川県の場合
神奈川県の坪単価の平均値 17,889円(直近1年間)
横浜市西区の場合・・・24,976円
横浜市中区の場合・・・18,041円
鎌倉市の場合・・・28,123円
大阪府の場合
大阪駅周辺の坪単価の平均値 23,779円(直近1年間)
大阪市浪速区・・・18,436円
大阪市西区・・・16,415円
大阪市北区・・・21,636円
大阪市中央区・・・20,903円
枚方市・・・14,295円
吹田市・・・12,845円
どのくらいの期間借りるのが一般的?
主に月単位からの契約でお店を出店することができる間借り。
実際のところ、「うまく売上が上がらなかった」、「メニューやマーケティング施策を考え直したい」、「経験づくりとして満足した」などの理由で1-2ヶ月で契約を終わらせる方が多いのが現状です。
また、経営が軌道に乗ってきた場合、開店から3-4ヶ月で自分のお店を持つ決断をする人も。将来時間やスペースにを自由に使いながら、本格的に経営をしたいという方は、あらかじめ何ヶ月という期間を決めて挑戦することをおすすめします。
まとめ
通常1000万以上かかるといわれる飲食店の開業資金も、間借りなら10分の1の資金で開業できます。
また、月額で契約することからも、開業資金を回収できず廃業するというリスクがありません。間借りなら、まずはスモールスタートで、ブランドを構築していきながら最適なタイミングで飛び立つことができます。
飲食店の起業を考えておられる方は、数ヶ月と期限を決めて挑戦することから始めてみてはいかがでしょうか。
また、比較的小さな店舗を利用する間借りのスタイルはゴーストレストランに向いているといえます。本格的なデリバリーメニューを、営業時間などの制限なくスピード感を持って提供したいという方には、クラウドキッチンでの開業もひとつのステップアップ方法です!
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